2012年4月15日、小学生も参加。上映後に横断幕を持ち撮影(八代市山暮らしカフェ)
2011年3月11日。
熊本の立神峡里地公園で、森のようちえん「りとろ」のありがとうの会の前日。
夕方前に管理棟に戻ると大地震が発生して何か大変なことになっているらしい、との情報。
九州新幹線が翌12日に開通するタイミング。記念のイベント等は中止。
森のようちえんは今期最後の会で卒園する子もいたので、予定通り行なった。
そして3月14日、あのメルトダウン。(当時は水蒸気爆発)
それから始まる国への不信感。多くのメディアへの不信感。
あまりにも大きすぎる代償。
私たち世代の便利な生活を支えてきた、とんでもない負の遺産の存在。
このままではだめだ、、、。と多くの人々が動き出す。
私も覚悟を決めた、、、。
その年の9月、一ヶ月職場を休み、ドイツへ。主に森のようちえん、環境教育の現場、原発や平和についての活動、住民参加の市民運動などを体験できた。
そこで知り合ったのが、まさしさん、ゆかちゃん、はじめフライブルクで環境に関する活動を行なう日本人グループ「エコフライビリッヒ=略称エコフラ」。
当時、日本を心配する多くのドイツ人がいた。隣国フランスの原発に反対する運動も盛んだった。本当にひとり一人が動く時だと感じて帰国した。
すると翌年早々、まさしさんとゆかちゃん二人が帰国、映画「シェーナウの想い」の日本語字幕版が完成、字幕作成に関わった縁で、日本での自主上映を始めると連絡があり、さっそく八代の山暮らしカフェ、西原村の風流、大津町のカフェハロー通り、高森の阿蘇フォークスクールでリレー上映会を行なったのが自主上映会の始まりだった。
まさしさんと私で、あまり慣れていないFacebookに、シェーナウの想い上映ネットワーク、cafeシェーナウの想い、を立ち上げた。もともとホームページはあったので、インターネットと口コミで全国に貸し出し窓口を広げながら、この2月で4年になる。
ドイツのメルケル首相は、原発のもたらす負の遺産は「エネルギー問題」ではなく、「倫理の問題」だと言って、原発廃止を決めた。
モモの作者ミヒャエル・エンデは「もうすでに第三次世界大戦は始まっているのかもしれない、私たちの世代から未来の世代へ向けての戦争が」とも言っていた。
再稼働が始まった日本。なぜ、なぜ、なぜ、と思う人も多いと思う。今、この映画をもっとたくさんの人たちに見てもらいたい。以前、山暮らしカフェで行なった上映会には、近所の小学生や高校生も見てくれたことがあった。家庭でこたつにはいってのテレビ上映会もある。
冒頭の写真は腕を組むシェーナウポーズ。ひとり一人の固い意思表示である。下の写真の横断幕はよく見ると継ぎ足しされ、上映後の寄せ書きが多数ある。
そこで、あと13時間後ですが、、★★★【上映情報】★★★
おもやで上映会をします。このブログを書いている今日の夕方。遠方の方と予定がすでに入っている方はご参加厳しいと思いますが、お近くで時間が空いている方は、ぜひ、おもやへおいでください。終了後、簡単なシェアタイム(茶話会)も予定しています。
とき:2016年1月10日(日)午後4時30分開始 午後6時終了(上映時間1時間)
ところ:武雄市武雄町武雄5603−8 おもや 武雄市役所そば *駐車場利用できます
追記:希望があれば、どこでも無償上映可能です。DVDは全国無償貸し出し。全国に貸し出し窓口サポーターがいます。送料のみご負担ください。連絡はコメントかメールで。 cafenora☆nifty.com こうやま まで。(☆を@に変えて送信ください)
できれば、Facebookグループ cafeシェーナウの想い へご参加ください。メンバー同士で情報交換/交流ができます。
旅するオーガニックストア
2015年 昭和の木造平屋のスモールハウス「おもや」から始まった2拠点暮らし。スモールでエコロジカルな暮らしをさぐるラボ。 九州各地にある拠点はどれもカフェであり、学校であり、塾であり、みんなの居場所。 人と出会い、モノと出合い、自然と出会う、そんな居場所。 みんなの居場所だから、そこにあるものをたいせつにすることだけが唯一の約束。 いってらっしゃい。お帰りなさい。お茶でも飲みましょう。
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